ひとり

ひとりで行動することに躊躇いがない。誰かと行動するのが苦手、というわけではない(と思いたい)けれど、ひとりで行動する身軽さが好きなので、結局だいたいひとりで出かけてしまう。

ひとりの良いところは思いつきを即座に行動に移せることだと思う。たとえば友達と一緒に街ぶらをしているとき、ちょっと見てみたいかも、というお店が目に入った場合、友達に「あの店ちょっと入ってもいい?」と一声かけるのが普通だろう。その後「いいよ」となる場合が多いと思われるが、その一声かけるというワンステップがとても面倒くさいし躊躇われる。「いいよ」となった場合でも、自分のちょっとした興味のために友達の時間を拘束し、自分に付き合わせるということを申し訳なく思ってしまう。対してひとりでの街ぶらなら、いくらでも予定を変更して、思いつきのままに店を回ることが容易にできる。ひとりは気楽でいい。

世の中の人はよくもそんなにいつもいつも友達と一緒に行動するなあと思ってしまう。今日この店に来るまでに、予定を合わせ、待ち合わせの時間を決め、待ち合わせをし、何をしたいかの意思をお互いに確認し、意見をすりあわせ、道順を調べ…って行程をたどったの?マジで?私はついさっきふと思いついてGoogleマップでちょちょっと検索してふらっと来たのに?

「誰かと一緒にどこかへ行く」ということにかかる労力がひとりのときと段違いすぎるように思える。実際はどうなんだろう。わからない。そりゃ私だって多少の友達はいるし、一緒にどっか行くことはあるけど、やっぱりひとりで行動することが圧倒的に多いと思う。友達と行動することによる楽しさより、ひとりで行動する身軽さを取ってしまう。

とか言ってるからよくないんだろうなあ。わかる。わかります。別に人付き合いが嫌いな訳じゃないんです。誰か、ごはんとか、誘ってくれてもいいんですよ。